5つのケース

借地権を売却するには5つのケースが考えられます。

売却まず、借地権を第三者に売却するケースです。地主から名義書き換えの承諾、借地権を買った第三者が建物を建て替えることに対する承諾、金融機関から融資を受ける際、借地権上の建物に抵当権をつけることに対する承諾などを得る必要があります。

次に、借地権を地主に売却するケースです。地主から見れば買い戻しすることになります。借地権を売却する際には、必ず地主の同意を得る必要がありますが、地主には借地権を優先的に買い戻すことができる介入権という権利があるのです。

3つめのケースとして「底地」と呼ばれる地主の権利と借地権をワンセットで第三者に売却する方法があります。第三者はその土地の全て、つまり所有権を得ることになります。借地権者と地主との協力が必要です。

4つめは、借地権の一部分と地主の権利である底地の一部分を交換して借地権者と地主がそれぞれ所有権を持ち、その土地を売却する方法です。ある程度大きくて分割が可能な形の土地であることが必要です。

最後のケースとして、地主がどうしても借地権譲渡の同意をしてくれない場合に、裁判所から「土地所有者の同意に代わる許可」を得て売却する方法がありますが、地主との関係は悪化してしまうため、あくまで最後の手段です。

 

底地取扱店に相談

底地とは地主の権利です。地主は土地の全てを所有しているのではなく、大体が1〜6割ほどの権利なのです。借地権と底地を合算して初めてその土地の価格となります。

相談借地権者が持つ借地権と、地主の持つ底地とは借地権をコーヒーカップ、底地をソーサーと考えるとその関係が理解しやすくなります。いかに高級で高価なコーヒーカップセットでも、コーヒーカップかソーサーだけになってしまうとその価格は下がってしまいます。借地権と底地も別々に売却すると本来の価格の半額くらいまで落ち込んでしまうのです。できるならば借地権を持つ借地権者と、底地を持つ地主が協力して借地権と底地を一緒に売却するのが最もお得であるということです。

その難度の高さから、実際に借地権や底地を一般の個人が購入するのは大変レアなケースであり、底地取扱店と呼ばれる不動産会社が有力な購入者として考えられます。

この底地取扱店は借地権の売買や底地の買取のプロフェッショナルであり、複雑な権利関係が錯綜する借地権や底地物件の取り扱いに習熟しており、借地権者、地主、双方の立場を理解してベストの方法をアドバイスしてくれます。難しい法律、税務にも詳しいので安心して相談できます。借地権や底地の売買をお考えならば、まず底地取扱店に相談してみましょう。

借地権を売りたい

親の借地権を相続したが、そこに住むことはない。地主との借地契約を更新せず、家を取り壊し地主に返却しよう。そう考える方は多いと思います。

しかし、ちょっとお待ちください。実は借地権とは売却可能な立派な財産なのです。借地権について定めた法律を「借地借家法」といい、1992年(平成4年)8月1日に施行された比較的新しい法律なのですが、すでに廃止になった「借地法」という法律がこの新しい「借地借家法」の施行日以前から存続している借地権には適用されることになっており、2つの法律が混在しているのが現状なのです。

借地権借地権を売却する場合には、新しい法律である「借地借家法」と旧い法律である「借地法」の違いをよく理解しておく必要があります。お持ちの借地権にどちらの法律が適用されているのかは、借地契約が行われた時期によりますので確認をしましょう。どちらの法律に関わらず、借地権はほとんどのケースで売却することが可能です。

借地権を売却する場合には、まず土地を所有する地主の同意を得る必要があるのですが、複雑な法律や税務知識を要求されること、地主は経験豊富で交渉力がある場合が多いのに対し借地権者は知識が乏しく交渉に不慣れなこと、地主との交渉が難航する場合があることなどを考えますと、個人で借地権売却を行うことはかなりの困難を伴うと予測されるため、底地取扱店などの専門家に相談することも賢い選択です。

このサイトでは、借地権の売買についてわかりやすく説明させていただきます。